一般社団法人日本手話通訳士協会の歩み

 手話通訳士の資質および専門的技術の向上と、手話通訳制度の発展に寄与することを目的とし、1991年(平成3年)に全国の手話通訳士が結集し、「一般社団法人日本手話通訳士協会」を設立しました。

 専門職集団として経験や実績を報告する研究大会を2003年(平成15年)から開催し、研究紀要を発行しています。

 また、「人の信頼を得て、生命や財産、人権に関わる専門集団が、さまざまな社会情勢から独立して自己行動の基準である倫理綱領を内外に示すことは、自己の存在をアピールすることになり、倫理綱領の果たす役割が大きく、社会的承認を得ることにもなる」という考えから1997年(平成9年)5月に「手話通訳士倫理綱領」を作成しました。

 この手話通訳士倫理綱領は、手話通訳の際の行動の指針とする内容であることから、資格の有無にかかわらず手話通訳に従事しているすべての人々が、手話通訳の実践の中で生かされるものです。そこで多くの関係者に関心をもってもらいたいという思いから、「手話通訳士倫理綱領をみんなのものに」を発行し頒布しています。

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